古い鯉「花子」


撮影:1971.08.14(219歳の時)

鯉はどのくらい生きるのか?

 一般に、鯉の寿命は20〜30年位などと言われるが、中には100歳を越す鯉もいる。
 天野政之著「趣味と実益 錦鯉の飼い方」1971年現在220歳になる緋鯉の「花子」が紹介されている。
 名古屋女子大学学長越原公明氏の奥美濃白川村の郷家の池に棲む「花子」は、昭和39年7月名古屋女子大学の広正義教授が調査した結果宝暦元年生まれ(220歳)と判明した、体長73cm、体重6.75kg。他にもこの池には、「葵」(白色)173歳 67cm 4.875kg、「力」(からす色)158歳 60cm 3.75kg、「さとる」(白色、背に黒斑紋)154歳 60cm 3.56kg、「三太」(黒色)144歳 60cm 4.88kg、「雪」(白色)144歳 67cm 3.75kgなどの長寿鯉がいた。・・・1971年現在の年齢
 「鯉はどのくらい生きるのか?」の質問に「殺すまでだよ、」と答えた人がいるが、このような長寿鯉がいると、確かに、的を射た答えと言えなくもない。

 鯉は春〜秋にかけ成長し、越冬期は成長が止まる。したがって、鯉の鱗には木と同じように年輪ができる、この年輪を数えることにより年齢が判明する。「花子の鱗」


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