品評会の様子

第53回全日本総合錦鯉品評会

19大会ぶり大正三色が栄冠!

 2023年1月28日㈯・29日㈰に東京流通センターで行われた第53回全日本総合錦鯉品評会にて、全1889尾の出品魚の中から袁建棟氏(中国)出品の大正三色がみごと大会総合優勝に輝きました。広島県・㈱阪井養魚場作出で、6歳100cmと圧巻の体型と力強くツヤのある墨が特徴の鯉です。
 今大会は、世界初となるAI審査によるオンライン品評会「第1回Airs Koi 世界錦鯉品評会」が開催され、11カ国から520尾の紅白がエントリー。全体総合優勝はシンガポールのJohnny Ng氏出品の90超部(93cm)紅白が選ばれました。新潟県小千谷市・大日養鯉場㈱作出で、めずらしい4段模様をしています。
 新型コロナの影響により3年ぶりの東京開催であったが、欧米や東南アジアなどからたくさんの来場者で会場はにぎわいを見せていました。

https://www.youtube.com/live/I1P3uB46Zr8?si=BJut-EWWGhKTomD0

第39回錦鯉全国若鯉品評会

桃太郎紅白が頂点に!

 2023年3月25日㈯・26日㈰に第39回錦鯉全国若鯉品評会が行われ、会場の姫路城大手前公園には1894尾の錦鯉が出品されました。大会総合優勝にはタイのVicha Poolvaraluk氏出品の63部紅白が選ばれました。岡山県・岡山桃太郎鯉作出の3歳63cmで、前回大会では58部国魚賞を受賞。同社は2年ぶり2回目の受賞となりました。
 国宝・姫路城を擁する国際的な観光地だけあり、多くの観覧客が錦鯉を楽しんでいました。

第10回国際錦鯉幼魚品評会

大日養鯉場の昭和三色が記念大会を制す!

 全日本総合・全国若鯉と3大大会の締めとなった第10回国際錦鯉幼魚品評会。小千谷市総合体育館を会場に4月22日㈯、23日㈰の2日間に渡り開催されました。国際色豊かな本品評会だけあって46の国と地域から参加者があり、1738尾の錦鯉が会場を彩りました。本品評はA区分(御三家)とB区分(御三家以外の品種)からそれぞれ1尾選出された後、投票によって大会総合が決まります。結果は24対7で、A区分のBenedict Campos氏(フィリピン)出品の36部昭和三色が大会総合となりました。作出は地元小千谷市の大日養鯉場㈱で当歳36cm。Benedict氏、大日養鯉場ともに初の大会総合になりました。惜しくも敗れたB区分は同じくBenedict氏出品の36部銀鱗紅白で、こちらは大会総合優勝二席へ。山梨県・丸山養鯉場作出の当歳35cm。Benedict氏はこの他、ヤングの部総合ミニの部総合、30部と27部の国魚賞を受賞するなど活躍を見せました。
 NTT東日本の映像活用推進チーム「V-TECHX」による品評会のオンライン配信や、「東山五人杵つき餅保存会」による餅つきが行われるなど、会場はお祭りのような雰囲気に包まれていました。

https://www.youtube.com/live/U-5DCMoC59E?si=dpZXxyxGwW2sL_EO