Q&A

Q.錦鯉はどこで買えるの?

 錦鯉の専門店ほかホームセンターやペットショップ、インターネットなどで購入することができます。いわゆる「鯉屋さん」と言われるものには、錦鯉を生産する「生産者」と生産された鯉を仕入れて販売する「販売店」、生産と仕入れ両方を行う「生産兼販売店」の3つに大きく分けられます。「生産者」のなかでも販売店のみへ卸しているところもあれば、販売店・愛好家のどちらにも販売しているところがありますので、お近くの販売店をお探しの方は振興会名簿から検索ください。
 現在はインターネットでの販売も増えており、どこにいても錦鯉を買うことができるようになりましたが、病気の問題などもありますので(一社)全日本錦鯉振興会所属の販売店から購入していただくことを推奨します。振興会名簿・会員一覧はこちら

Q.錦鯉はいくらするの?

 「錦鯉=高級」と考える方も多いかと思いますが、安いものでは500円や1000円から買うことができるので、手軽に始められる観賞魚と言えます。
 一方で、過去にはオークションで2億300万の史上最高値を付けた紅白(9歳101㎝/広島・㈱阪井養魚場産)なども存在します。こちらは少し例外的な金額とも言えますが、錦鯉は自宅で飼育するリーズナブルなものから品評会用の高級なものまで、種類やサイズ、雌雄によってさまざまな価格帯で購入することができるので、老若男女、世代を問わずに楽しむことができます。

Q.錦鯉はどのぐらい大きくなるの?

 「より美しく」「より大きく」と改良が重ねられ、現在では1メートルを超す錦鯉が誕生しています。特に「無地もの」と言われる原種に近い品種は大きくなりやすい特徴があります。
 その一方、錦鯉は水槽や池などの飼育環境に合わせて成長するといった特性も持ち合わせているため、小さい水槽で飼育すれば小さいまま、大きい池で飼育すれば大きくさせることもできます。さまざまな飼育容器で飼うことができるのも錦鯉の魅力のひとつです。

Q.錦鯉は何種類いるの?

 「同じ模様の鯉はいない」と言われる錦鯉には140以上の品種が存在し、多種多様な品種は錦鯉の魅力のひとつでもあります。さまざまな品種の掛け合わせによって、色や模様の異なる錦鯉が数多く生まれました。特に錦鯉発祥の地で知られる新潟県ではたくさんの錦鯉が作られ、毎年のように新品種が誕生しています。
 錦鯉の品評会では品種や外見の特徴から大きく22品種に分けられ、2022年11月6日にはそれらの品種が日本農林規格(JAS)として制定されました。錦鯉の品種はこちら

Q.錦鯉は何歳まで生きるの?

 錦鯉の平均寿命は30年ほどと言われ、しっかりと飼育をしてあげれば80年以上生きることができます。ペットの中でも比較的長生きな生き物ですが、色彩の鮮やかさが特徴でもある錦鯉は、年を取ると色や模様が薄くなってしまったり体が曲がってしまうため、観賞価値で考えれば12年〜15年ぐらいでしょう。(世界一の長寿鯉「花子」はこちら
 錦鯉の年齢の数え方は人とは異なり、卵から孵化して約1年間は「当歳魚」、1年をすぎると「2歳魚」と呼ばれるようになります。初めて錦鯉を飼育する方は、比較的丈夫な2歳魚をおすすめします。

Q.錦鯉の品評会とは?

 品評会は錦鯉の美しさと飼育技術の高さを競う大会で、錦鯉の「体型」「質」「模様」と3つの要素で審査されます。その中でも特に「体型」が重要視され、しっかりとした骨格に肉がつき、ふくよかな体型の錦鯉が評価されます。
 (一社)全日本錦鯉振興会では3大品評会と言われる「全日本総合錦鯉品評会」「錦鯉全国若鯉品評会」「国際錦鯉幼魚品評会」をはじめ、関東地方や関西地方などで行われる「地区大会」、都道府県ごとに行われる「県大会」など、毎年全国各地で品評会を開催しています。ほとんどの品評会は無料で見ることができるのでぜひご来場ください。品評会の開催については、品評会の日程ほか振興会機関誌の月刊錦鯉をご覧ください。