九紋竜 (Kumonryu)
うろこをほとんどもたない「ドイツ鯉」の特徴を持ち、体全体の白色と強烈な黒の色彩をもつ品種になります。「昭和三色」などの写り墨とは違い、「黒い雲が体中から自在に湧き昇ったような模様」が特徴になります。竜が雲となって空に登る伝説から「九紋竜(くもんりゅう)」と名付けられ、赤い模様が入ると「紅九紋竜」と呼ばれます。
墨模様がとても変化しやすく、高水温時には白色模様の中に沈み、低水温時では湧き出てくる特徴があるため、模様の変化を楽しめる品種とも言えます。
- JAS番号2010 九紋竜
- 元は黒地であって,成長の過程で白い部分が増えることにより,全身に黒い雲のような模様が浮き出たように見えるものであって,ドイツ鯉の外観上の特性を有するもの。環境の変化によって短期間のうちに黒い雲のような模様が頻繁に変化することがある。