病気の種類と治療方法
[錦鯉魚病の手引き]
[前項]
[次項]
ネムリ病(仮称)
- 発生状況
-
昭和50年代当初から発生が見られている。 秋の池あげ時に養成池から越冬池に移した直後に池底に横転してしまうものの総称で、
発病は主に当歳・2歳魚で見られときには成魚も発病する。ひどくなると死ぬこともある。
- 原因と症状
- ネムリ病をひきおこす原因はいくつかあげられるが、 最も多い原因は、養成池と越冬池の環境の違いである。 特に水温の差が大きいと、魚は瞬時にケイレン・麻ヒし横転してしまう。
- この原因としては、
- ・寄生虫・細菌の寄生・感染によるもの。
- ・輸送の不備による魚の疲労。
- ・新築越冬池のアクぬきの不備による魚の中毒。
- などもあげられる。
- 診断
- 魚が横転すればネムリとよんでさしつかえない。
- {ここでの横転は、ヒラメのように横にはり静止した状態}
- 対策
-
原因ごとに対策はことなる。水温さでネムリになったら徐々に水温をあげていけばよい。 この時、魚は生理障害になっているので、あわせて食塩3~5Kg/tの割で水に溶かし、
魚にナトリウム・塩素を補給してやる。
- {ネムリは寄生虫が引き金となっていることが、結構多い特に2歳魚以上の場合、先ずは寄生虫がいないか調べてみる。}
[錦鯉魚病の手引き]
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