病気の種類と治療方法
[錦鯉魚病の手引き]
[前項]
[次項]
コステイア症
- 発生状況
-
本症は他寄生虫とともに合併症となっている場合が多く、 かつ虫が小さいため顕微鏡でも確認しにくいので発生が少ないと言われているのではないか。 実際にはかなり発生しているものと思われる。
- 原因と症状
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コステイアが魚のエラ・体表に多数寄生しておこる魚病。病害・症状はトリコデイナ・キロドネラ症と同じで、 虫の活動により表皮の増生・粘液の過剰分泌となり、エラは呼吸障害となり衰弱する。
- 診断
- エラ・体表の一部をはぎとり顕微鏡で観察する(100~200倍くらい)。虫は小さく”まがたま”状でくるくる回転していることで確認すればよい。
- 対策
- 病気発生時に下記の薬剤で駆除できる。
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薬剤名 |
使用量 |
使用法 |
ホルマリン |
20~25cc/t |
最低3日以上 |
マラカイドグリーン |
0.1~0.2g/t |
最低3日以上 |
食塩 |
20Kg/t |
10~20分間程 |
過マンガン酸カリ |
10g/t |
1時間 |
[錦鯉魚病の手引き]
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