錦鯉の種類

孔雀・九紋竜・その他の品種

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孔雀 <KUJAKU>

浅黄をベースにして光りと緋模様を加えた品種であるが、「五色」の光りものとして捉えたほうがわかりやすいだろう。紅白的な模様と浅黄の網目を持ち、光沢の強いものが良い。
品種名は鳥の孔雀が羽根を開いた美しさを連想させることから名付けられた。正式には「孔雀黄金」という。
孔雀は光り模様の代表品種であり、最近では最も品種改良が進んでいる。品評会でも全国大会では光り模様から独立して、単独の品種として審査対象となっているほどだ。

九紋竜 <KUMONRYU>

ドイツ鯉で白地に強烈な黒の色彩を持つ。写り墨とは異なり、黒い雲が体中から自在に湧き昇ったような模様をしている。竜が雲となって空に登る伝説から九紋竜と名付けられた。
九紋竜の黒模様は動きやすく、高水温では白地の中に沈み、水温が低くなると発現する傾向を持っている。また、一旦沈んだ黒模様は、同じ模様ではなく違った模様として現れることが多い。全く別の鯉のように変化を見せるものもいる。

その他の品種

変わり鯉 <KAWARIGIOI>
錦鯉の品種は細分化すると際限がないが、以下に紹介する鯉は品種名を持ち、あるいは慣習的な名称を持つものである。
「鹿の子昭和三色」(振興会分類:変わり鯉)
「落ち葉しぐれ」(振興会分類:変わり鯉)

逸品鯉 <UNIQE KOI>
突然変異的に出現する鯉で、正式な品種名は付けられていない。品種が固定されている訳ではないので、同種の鯉を入手するのは難しい。

全日本錦鯉振興会(企画)「錦鯉への招待」より


その他の品種

写りもの・べっ甲・衣

五色・光り無地・光り写り

光り模様・丹頂・金銀鱗

ドイツ・浅黄・秋翠

錦鯉の種類(紅白・大正三色・昭和三色)