病気の種類と治療方法

[錦鯉魚病の手引き] [前項] [次項]
キロドネラ症

発生状況
トリコデイナ症ほど発生していないと言われているが、単独でも病気をひきおこすのはもちろんだが、 トリコデイナやその他の寄生虫と合併している場合が多く実際にはかなり発生しているのではないか。
原因と症状
キロドネラ虫が魚のエラ・体表などに多数寄生しておこる魚病。
病害・症状はトリコデイナ・コステイア症と同じで虫の活動により表皮の増殖・粘液の過剰分泌となり、 エラは呼吸障害となる。典型的な衰弱魚寄生虫である。
診断
エラ・体表の一部をはぎとり顕微鏡で観察する(40倍くらい)。
対策
病気発生時に下記の薬剤で駆虫できる。
薬剤名 使用量 使用法
ホルマリン 20~25cc/t まきっぱなし
マラカイドグリーン 0.1~0.2g/t まきっぱなし
食塩 20Kg/t 10分間程


[錦鯉魚病の手引き] [前項] [次項]