病気の種類と治療方法

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ウオジラミ症

発生状況
有機リン剤による駆虫法が普及し以前のような脅威ではなくなったが発生が続いている。
原因と症状
ウオジラミ(チョウとも言う)が吸盤を使い魚の体表各所に吸着し吸血する。また虫は水中を自由に遊泳することができる。
魚体への影響は付着による機械的な皮膚損傷と毒液による損傷があり、毒液注入により付近に強い炎症がおこり出血する。 さらに患部が細菌、カビなどの二次感染の場となる。
診断
肉眼で診断できる。
対策
イカリムシ同様有機リン剤の反復使用で完全に駆除できる。 本剤で幼虫のみならず成虫も駆除できるのでイカリムシよりも容易に治療可能である。
商品名 有効成分量 必要散布量
マゾテン 80% 0.25~0.62g/t
マゾテン液20 20 1.0~2.5cc/t
ネグホン 約100 0.2~0.5g/t

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